昨夜のワンマンでは全16曲を披露。当然のこと、レコーディングしていない未知の曲も多かったのだが、いずれもディスクのイメージからは計れない意外な曲ばかり。
既発曲も表情を大きく変えていて、このバンドの旅路を見届けることが
一層楽しみになった。

オルタナ色の強いヘビー・ナンバーでは、ステージ全景が赤のバックライトになり、
メンバーがシルエットをゆらゆらさせて、ひたすら轟音を響かせる様子は
ほとんど“あっち側の世界”。

「ねごとには、雨の日にしかやらない曲があるんです」ということで
予定外で始まった「雨」という曲は、“雨＝しっとり”という連想と真逆の
忙しいピアノ連打で出来た躁状態ナンバー。

これまでも、通り一遍ではない凝った楽曲に不思議な奥行きを感じていたが、
それが想像以上のものであることを再度確認。いや、恐ろしいバンドです。

写真は、終演後の充実の表情。ちょっと暗くて、すみません。