ジョン・ライドン「米トランプ政権の行き詰まり」を数ヶ月前に予言!

★アメリカ国民を守るテロ対策として、
中東・アフリカ×7国からの移民・難民の入国を一時禁止する大統領令を出したものの、
即、米連邦地裁から「信仰の自由や保護の平等を定めた合衆国憲法に違反する」ということで「大統領令の差し止め仮処分命令」が出て効力を失ったり、
就任早々、政策の行き詰まりを見せている米トランプ政権。

今回の「移民・一時入国禁止」大統領令については、
世界中の左翼メディアをはじめ、
ハリウッドのセレブや欧米音楽界のセレブ陣からも非難轟々のコメントが出ていたが、

★これほど早く「米トランプ政権が行き詰まるであろう」ことを数ヶ月前に予言していたセレブはやっぱり!!!というか、
我らがジョン・ライドン先生だけだった。

数ヶ月前(トランプが当選する数週間前)、
ライドン先生がDround in Soundのインタビュー中に語った「トランプ評」がこれ。

「トランプがたとえ当選しても政策を実行するのは無理だろうな。
元々まともなキャンペーン戦略や国民に貢献するための政策は何も持ってない奴だし、
オバマ政権と同じような”反対派との戦い”で、オバマよりも早く行き詰まる状況に陥ると思うよ。

たとえどんな政策を提案しようが、”反対派”の票が常に”賛成派”の票と同じくらい多い。
ここがアメリカ議会政治の悲劇なんだよな。
常に”賛成派”と”反対派”の票が五分五分の2議会制なわけだから、両派の議論は永遠の堂々巡りだし、
新しい政策なんか永遠に決定できない。

俺が不満なのはそういう古い政治フォーマットを変える気がアメリカ国民には全くない、という点なんだよ。
人々は、そういう今は機能しなくなった古い法案や憲法を本気で変えようと努力するべきだ。
今のアメリカ国民が直面してる状況と、
古い法案や憲法が書かれたときのアメリカ国民が直面してる状況とはまるっきり変わってきてるわけだからな。

という意味でも、トランプを大統領に選ぶのは大きなミスだと思うよ。
あの男は物事の基本的なリサーチさえまともにできないし、事前の考慮なんてものもない。
ほとんどの場合が”後付けの考え”やその場ノリの”衝動”で動いてる奴だからね、すげえリスキーな奴だよ。
奴はそもそも物事を内在化したり、知的に分析するキャパシティさえ持たない男だから」。

す、鋭い洞察!!!
さすがはライドン先生。
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする