タランティーノが選ぶクリスマス映画10本/今週末のロンドン


今週末も〆切前なので(年末進行なので早いんです)、原稿漬け。

そんな今朝12/6(日)配達されてきたThe Mail on Sundayに、クエンティン・タランティーノの短いインタヴューが載っていて、原稿の合間にパラパラめくっていたら、

★「僕がクリスマスに観たい映画:The Alternative Top 10」
というコーナーがありましてですね。

わあ~~~面白い(というか、らしいチョイスだな)と思ったので、公開してみました。

(1)Big Wednesday(1978年)
(2)Battle Royal(2000年)
(3)Dazed And Confused(1993年)
(4)Dogville(2003年)
(5)Rio Bravo(1959年)
(6)Fandango(1985年)
(7)The Matrix(1999年)
(8)Police Story 3(1992年)
(9)Shaun Of The Dead(2004年)
(10)Unbreakable(2000年)


ご存知のように、
欧米人にとってのクリスマスは、日本人にとってのお正月みたいなもの。つまりは「里帰り」の季節なんです。

だから「クリスマス映画」といえば、
普通なら『サウンド・オヴ・ミュージック』とか、『クリスマス・キャロル』とか、せめて『インディ・ジョーンズ』ものとか、
家族そろって観れる「人畜無害な」作品を選ぶものなんですが。

さすがはタランティーノ。
(2)には欧米ではあまり知られていない日本映画まで入っている。


★それにしても、(9)を見て思わずニンマリ。

ああいう「本来なら笑えない/変態テーマ」をダーク&ヒステリックな笑いに変えてしまうセンスが、やっぱり好きな人だったんだ。

こういうオフ・ビートな笑い(時には検閲処分になるような危ないネタも含む)って、
モンティ・パイソンの多くのスケッチがそうであるように、
もともとすごく「英国人的」なそれなんですよね。
タランティーノは生まれる国を間違えたな(笑)。

あ、上の写真は、
その『Shaun Of The Dead』で多くのシーンを撮影した北ロンドンはクラウチエンド(筆者の地元)にある時計塔です♪
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