日本の皆さん、連休はいかがでしたか？

★ロンドン・コレポンの筆者は英国時間の２／１０（日）、
5年ぶりの最新アルバム『Push the Sky Away』を今月リリースする（日本盤は2月27日発売）ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズの新作発表イベントに出席してきました。

場所はなんとロンドンの著名シアター街＝ウェスト・エンド地区のど真ん中にあるHer Majesty's Theatre。
（この地区にずらっと並ぶ劇場群の中でも最も古く、17世紀から続いている由緒あるシアター。
最近はあのミュージカル『オペラ座の怪人』でロングラン・ヒットを続けているのでも有名）。

当日のスケジュールは、
（１）まず世界中から集まった記者陣＆ファンを前に、アルバム・メイキングのドキュメンタリー映像のスクリーニング。
↓
それが終わった後、短い休憩を挟み、
↓
（２）いよいよ本番のフル・バンド・ライヴ！！！（10人編成の合唱隊＋5人編成の弦楽セクションを含む総勢20人以上！の大所帯）。


☆当日のセット・リストはこんな感じでした。

Nick Cave and the Bad Seeds Live@London Her Majesty's Theatre, 10th Feb.2013

1, We No Who U R
2, Wide Lovely Eyes
3, Water's Edge
4, Jubilee Street
5, Mermaids
6, We Real Cool
7, Finishing Jubilee Street
8, Higgs Boston Blues
9, Push The Sky Away
10, From Her To Eternity
11, Jack the Ripper
12, Red Light Hand
13, Love Letter
14, Your Funeral...My Trial
15, Deanna
16, The Ship Song
17, O Children
18, The Mercy Seat

Encore
19, Stagger Lee

☆ライヴ動画も。
↓

「ゴス版レナード・コーエン」とも呼ぶべきダークな歌世界と、
17世紀ロンドンに踏み込んだような劇場の内装（いかにも年季が入ったロココ＆ゴシック調）の”凄み”がニクイほどマッチしていた。

昔からここＵＫはもとより欧州各国で根強い人気を誇る彼ら、
ライヴ中もダイハード・ファンの超熱～い声援が絶え間なく飛びっぱなし。
普段は「インタヴュアー泣かせの毒舌家＆皮肉屋」で有名なニック・ケイヴも珍しく照れまくったＭＣを連発していた。

★なお、この新作発表イベントは、この後も
2月11日、パリ
2月13日、ベルリン
2月21日、ＬＡ
各地のシアターで行われる。

さらに3月からは大々的なオーストラリア・ツアー、4月からは北米＆カナダ・ツアーも決定しています。

★このイベントの本番レポは3月1日発売のRockin'on次号で～。