母の日にして、「Roclassick Tour 2014」初日でもあった今日。
凄まじいテンションのライヴでもあり、同時にとてもアットホームな、たまらなく温かいライヴでもあった。
そして、この空気感こそ『Roclassick』という作品をBIGMAMAが作り続ける理由なのだと僕は思う。
ピュアに楽しむ音楽の素晴らしさーーと書くと紋切り型のメッセージに聞こえて
しまうかもしれないが、ちょっとしたアイディアとふとしたきっかけから生まれたという『Roclassick』という作品はBIGMAMAによる純音楽宣言だ。
それをオーディエンスもよくわかっているし、5人もこの作品の意味をオーディエンスと共有できていることを深く実感しながらライヴをやっている。
そして、オーディエンスはまたピュアに全力で音楽を楽しむことでバンドの意気に応える。
具体的な言葉による具体的なやり取り以上にガチッと真正面から向かい合った語り合いーーつまり、楽曲と楽曲に込められた思いでコミュニケートするというのはこういうことだ。
テンション高く楽しむ中に音楽を理解し、愛でる繊細さを行き渡らせたとてもいいライヴだった。
終演後に話した金井は「今はどのライヴを観てもらって良いですよ」と言っていた。
いいね。これはきっと素晴らしいツアーになる。