We are the lightというメッセージを伝えるための2時間半と言っても過言ではないほどの、miwaのまっすぐなパワーが届けられるライブだった。
みんなが誰かの光なんだというメッセージはmiwaにとってデビュー以来、一貫して歌って来た、miwaが歌う必然そのもののようなテーマである。
miwaの人生にとってもっとも重要な価値観と言ってもいいだろう。
そして、miwaのデビューからの歳月とは、その価値観をメッセージとして作品にし、その作品を通して価値観を共有することによって、誰しもを肯定するための時間だったのだろう。
そんなmiwaの、miwaによる長年のトライアルがついに完璧な形になったような実感が、今夜のライブにはあった。
ポップな曲で弾け、バラードで涙ぐみ、セッションで笑顔になるいつものmiwaの素晴らしいライブではあったが、その楽しさの根底にある充実感と説得力は間違いなくこれまででナンバーワンのものだった。
これまで何度miwaのライブを観てきたかわからないが、miwaにしかできないライブという言葉で言うなら、これこそがmiwaにしかできないライブだと思った。
繰り返しになるが、この2時間半にはmiwaという人の価値観とメッセージがきわめて高い純度で込められているからだ。きっとmiwaのことがよくわかる時間だっただろう。
“We are the light”という曲が持っているパワーはすごい。
様々なアレンジに姿を変え、これからのmiwaを支えていくとても大切な曲になっていくのだと思う。
次号JAPANでもこのライブについて大きく展開するのでぜひ期待してほしい。
miwaの武道館公演は眩しい光に溢れるかけがえのないものだった
2018.03.09 21:58