今日はキラーズ!


が来なかったので、昨晩、これを鑑賞。
ロイヤル・アルバート・ホールを埋めた8000人のオーディエンスと、
昨夏のキレッキレなコンディションのバンドがCDとDVDにパッケージ。
もちろん、われわれがその後2回も期待と失望のジェットコースターを不毛にライドしたことは忘れよう。8000人のひとりとなって、合唱に加わろう!

というような決意のもとに観てたんだが、あらためてこのバンドが、
1曲1曲の中で丁寧に物語を紡いでいることを確認。
臆面もなくメロドラマティックに設計された楽曲の上で、
背景まできっちりと練り上げられた曲中人物たちが忘れがたいシーンを描き出す。
その執念にも似た「物語への執着」が、The Killersであることを痛感する、映像の土砂降り状態である。
ラスベガスという架空の物語の街に生まれたこのバンドの、それはいうまでもなく、サバイバルなのだ。