かつてそう呼ばれていたのが、このGil Scott-Heron。
1971年、弱冠23歳で「The Revolution Would Not Be Televised」を発表、
ラップの遠い祖先のようなスタイルで、70年代以降のアメリカを独自な視点と言葉で表現してきた詩人である。
ポエトリー・リーディング、ジャズ、ファンク、ヒップホップなど、そのときどきで背景を変えながら、核問題、レーガノミクス、アパルトヘイトなどについて言及してきたその生き様はすでにレジェントである。
その彼が、13年ぶりに発表したのがこの『I’m New Here』。XL recordingsのRichard Russelとのコラボ・ワークは、彼の「声」がいまなおラジカルで予見的であることを示している。