Throbbing GristleのPeter Christophersonが他界
2010.11.26 19:40
パンク、ポスト・パンク、ニュー・ウェイヴ、インダストリアル、トライバル・・・70年代半ば以降のインディペンデント・ミュージックに多大な影響を与え続けているThrobbing GristleのPeter Christophersonが11月24日、タイのバンコクの自宅で亡くなった。55歳だった。
ミュージシャンとしては、Throbbing Gristle以後はGenesis P-OrridgeとPhychic TVを結成、またCoilとしても活動するなど一貫して挑発的かつ前衛的なアプローチで音楽に取り組んできた彼は、デザイン・チーム、ヒプノシスの一員としてもレッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのジャケット制作に関わり、また、パンク勃興期には、かの「SEX」のウィンドウ・ディスプレイを手がけるなど、その成した仕事は多岐にわたり、かつどれもがロック史において重要な意味を持つものばかりだった。