ザ・スミスが解散後、ソロ活動をスタートさせたモリッシーが初めてライヴ・パフォーマンスを行ったウォルヴァーハンプトン・シヴィック・ホールの映像が発掘された。

1988年12月22日に行なわれたこのライヴは、もともと映像作品化される目的で収録されていたが、当日集まった観客が熱狂のあまりステージに終始乱入、モリッシーが満足に歌えず、作品化を断念した経緯がある。後年、この模様はモリッシーの初映像作品『Hulmerist』に断片的ではあるが収められ、観ることができる。なお、このライヴはジョン・ピールのラジオ番組で告知され、当日は、モリッシーかザ・スミスのTシャツを着用していれば無料で入場できることになっていた。

モリッシーにとって初めてのソロ・ライヴとなった当日は、マイク・ジョイス、アンディ・ルーク、そして一時期バンドに在籍していたクレイグ・ギャノンら、元ザ・スミスのメンバーがサポートしていた。およそ40分ほどのパフォーマンスには、ソロ曲に加え、ザ・スミスの曲も演奏されていた。

セットリストは以下。
1.Stop Me If You Think You've Heard This One Before
2.Disappointed
3.Interesting Drug
4.Suedehead
5.The Last Of The Famous International Playboys
6.Sister I'm a Poet
7.Death At One's Elbow
8.Sweet And Tender Hooligan

1、7、8がザ・スミスの曲。

ステージに登場したモリッシーの「わあはっはっはっは！」という第1声を含め必見。
http://www.youtube.com/watch?v=azmOjnTg3Zg&feature=player_embedded