エミネムの復活に便乗か？
現在、アメリカiTuneチャートで
アルバム売り上げ１位。
今話題の白人ラッパーが、アッシャー・ロスだ。


初めて”I LOVE COLLAGE" をラジオで聴いた時、
エミネムが眠りながら作ったデモテープか
と思ったくらい、エミネムと声も発声法も
そっくりで、しかし、回転数を２倍くらい緩めた感じの
サウンドなのだ。


しかしその内容はと言えば、
タイトルからも明らかなように
同じ白人ラッパーでも
”FIGHT FOR YOUR RIGHT" 時に
近いような、
マリファナ吸って、パーティしようぜ、
というアルバム全体を通しても、
アメリカ郊外に住む大学生のありきたりの生活を
描いたもの。


早速”AS I EM" という曲の中で
俺の声が似ているからってエミネムと
比べるな、というようなことがラップされているが、
本人の希望通り、曲をちゃんと聴けば
むしろエミネムがどれだけ”白人ラッパー”として
特異だったのかが浮き彫りになる。


コントラバーシャルな内容ではなく、
等身大の大学生の生活を正直に描く彼を、
新星誕生と評価する人もいれば、
その内容があまりにありきたりで
春休みだけ人気の一発屋と言う人もいるのだが、さて……。


つうか本当に声がエミネムにそっくりで、
ラジオで聴いたら間違える人がたくさんいて
それでかなり得することだけは確かだ。