アメリカでは今週末公開。世界的にはすでに公開され、各国でスーパーヒーロー映画として記録的な興行成績を獲得している『アベンジャーズ』。今日NYでもプレス試写が行われ、ようやく観てきました!
これが、めちゃくちゃ面白かった。
当然スーパーヒーローが、大量に出演。『アイアンマン』に、『ハルク』に、『ソー』に、『キャプトン・アメリカ』。役者も、ロバート・ダウニーJr。から、マーク・ラファロに、クリス・へムズワース、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンセン、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソンなどなど、大スター達が大量に出る訳だから、この映画下手したら、スターが出るだけ出て、何がなんだか良くわからない、とっちらかった物語になっていた可能性は大の大だったはずなのだ。
それが、脚本も手がけた監督ジョス・ウィードンが絶対に素晴らしいのだけど、これだけの登場人物がいながら、全員の物語がしっかりと描かれていて、しかも、それぞれの役者のキャストも完璧で、全体の演技のバランスが最高なのだ。
もちろん、ロバート・ダウニーJrが引っ張っているわけだけど、でも、やっぱりそれだけじゃないんだよなあ。実は今日会場で一番笑いと拍手を獲得していたのは、『ハルク』を演じたマーク・ラファロだったりするし。でも、いや全部の役が適材適所で本当に良い味出しているのだ。スーパーヒーローなんだけど、それぞれちょっと悲しいところがあるのがまた良いのだ。
これだけのスーパーヒーローが集まって、見事なチームワークが取れているなんて本当にスゴい!これは奇跡的であるとすら言えるような気がする。監督の才能と実力の他に、スーパーヒーローへの思いというのがあったからここまでバランスの取れた作品ができたんじゃないのかと思うのだ。しかも、そこに、今の地球が抱えた問題を説教くらくならないぎりぎりで扱っていたりもするのだ。
アメリカの公開でも記録的な興行成績がすでに見込まれている。
しかし観ていて、つくづく思ったのだけど、今年は、これだけのスーパーヒーローが集まった『アベンジャーズ』に『スパイダーマン』に『バッドマン』が結集する。2012年、どれだけ我々の地球が救われたがっているのか!ってことを象徴しているような気がして仕方がなかった。しかも『アベンジャーズ』が集まっても地球を救うの相当大変そうだったし。
というわけで、今年の大作は去年と違って面白い!!!期待してください。日本公開は8月17日。
ちなみに、私アメコミファンじゃないけど楽しめたので、アメコミに興味がない方も、良くできた娯楽大作として絶対に楽しめると思います。
ちなみに、トニー・スタークは、ブラック・サバスTシャツをいつも着ていました。