約30年間ザ・フーのドラムを務めたザック・スターキーが突然解雇された――かと思いきや、コニュニケーションの行き違いだったと、今度はピート・タウンゼントが、改めて長文の声明で経緯を説明した。
以下がその投稿。
「速報! ザ・フー、ザック支持の声明!
ザックがザ・フーを辞めさせられることはありません。
全関係者の間で、個人的かつ私的なコミュニケーションの問題があり、それをしっかり話し合う必要がありました。そして、すでに前向きに解決しています。
ロジャーと僕は、現在オーケストラなしの編成に合わせて、ザックの進化したドラミング・スタイルをもう少しタイトにしてもらいたいと考えていて、彼もすぐにそれに同意してくれました。混乱を招いた責任の一端は僕にあります。ロイヤル・アルバート・ホールでのTCT(ティーンエイジ・キャンサー・トラスト)公演は、僕にとって少し厄介でした。人工膝関節置換手術を受けたあと、4週間半あれば完全に回復できると思っていたんです。(なぜ僕がまだ膝から着地できると思ったんだろう?)大間違いだった!
リハーサルの時間が足りなかったせいで、ステージ上でいろいろ問題が起きた可能性もあります。ステージ中央の音響はいつも最も扱いづらいんです。ロジャーはただイヤモニの音を調整していただけで、何も悪いことはしていません。ザックはいくつかミスをしましたが、すでに謝罪しています。確かに、一部おもちゃのアヒルが叩いたようなところもあったけど(←冗談)。
僕らは家族のような関係です。今回の件は、あまりに急速に大きくなり、過熱しすぎました。だけど、もう終わり。今は楽観的な気持ちと、燃えるような情熱を持って前に進みます。
ロジャーについては、彼の素晴らしいドラマー、スコット・デヴァーズとともに行われるソロ公演を楽しみにしていてください。スコットはザックの代わりにザ・フーに加入するという噂もありましたが、彼はこれまでもずっとバンドを支えてきた存在です。
本当は、その噂が広がる前に潰しておくべきでした。スコットには申し訳ないと思っています。心から謝りたいし、彼には長〜いドリンクをおごって、ハグしたいと思っています。
ピート・タウンゼント
2025年4月19日」
ひとまず、問題は解決したようで良かったです。
ピート・タウンゼントが、全員に気を使いつつ、重い問題をなんとか明るく説明しようと努力しているように思えますが。
もともとの経緯はこちらから: