ジミヘンのドキュメンタリー映画が今日から公開!

ジミヘンのドキュメンタリー映画が今日から公開!
ジミヘンのドキュメンタリー映画が今日から公開!
キース・リチャーズから彼女リンダを奪った男、として描かれる無名時代から、エクスペリエンス結成、英国デビュー、モンタレー・フェスに出演する直前までを描いた異色のドキュメンタリー映画『JIMI:栄光への軌跡』が今日から公開された。
何が異色かと言うと、まず、ジミ・ヘンドリックス名義の楽曲が一曲も出てこないこと。“ヘイ・ジョー”も“パープル・ヘイズ”も“フォクシー・レディー”も演奏されることはないが(おそらく権利関係のせいだろう)、エリック・クラプトンを驚かせた“マニュッシュ・ボーイ”や、67年ビートルズのレコ発イベントで本人らを前に演奏した“サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド”、ライブの定番“ワイルド・シング”や“ハウンド・ドッグ”などのカヴァー曲でギタープレイの凄さを描写する。演じるのは、アウトキャストのアンドレ3000。1日8時間ギターを練習したそうだが、左利きのコピーも含め、さすがのステージパフォーマンス。
監督・脚本は、昨年『それでも夜は明ける』でアカデミー最優秀脚本賞を獲得したジョン・リドリーで、本作においても、どこへ行っても異邦人として扱われてしまう黒人の、深い孤独と違和感を描き出している。
といいつつ、本作のもうひとつのテーマは、「ジミと3人の女たち」というべきラブストーリー。彼の才能を見出したリンダが、恋人であるキースのフェンダー・ストラトキャスターを勝手に持ち出してジミにあげてしまったエピソード(その失恋でキースは“ルビー・チューズデイ”を作った)や、“風の中のマリー”を捧げたキャシー、実在のスーパーグルーピーをモデルにしたイダなど、女の子たちがむちゃくちゃかわいい。ジミヘン名言集としても楽しめますよ。(井上貴子)
ジミヘンのドキュメンタリー映画が今日から公開!
ジミヘンのドキュメンタリー映画が今日から公開!
詳細はこちら→http://jimi-movie.com/about.html
4月11日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、有楽町スバル座、新宿武蔵野館(レイトショー)ほか全国ロードショー ©AIBMS, LLC 2014 ALL RIGHTS RESRVED
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