オーチャード・ホール3デイズの中日である本日のライヴも、やっぱり夢のように楽しく豪華なステージだった。
7時きっかりに始まって、9時ちょうどに終了。セットリストも昨日とまったく同じ。
この夢のようなステージが、毎日仕事として規則正しく遂行されている、というのは凄いことだと思う。
リンゴ・スター(Dr,Vo)、スティーヴ・ルカサー(G,Vo)、トッド・ラングレン(G,Vo)、グレッグ・ローリー(Key,Vo)、リチャード・ペイジ(B,Vo)、グレッグ・ビソネット(Dr)、ウォーレン・ハム(Sax,Pec,Vo)という今回のオールスターズは5年間続いているそうで、息もぴったりだし、フリをそろえたりする様子などとても仲がよさそうだった。トッド・ラングレンがお茶目な身ぶりでメンバー間を行き来していたのも印象的だった。
リンゴのソロ曲やビートルズはもちろん、TOTO、サンタナ、Mr.ミスター、トッド・ラングレンやユートピア時代の曲などが披露されるのもこのバンドの醍醐味だが、考えてみれば、“I Saw the Light”や“ロザーナ”のドラムをリンゴが叩いている、というのはとても贅沢なことだ。
先日、デザート・トリップでポール・マッカートニーのライヴにニール・ヤングが参加して、“ア・デイ・イン・ザ・ライフ”~ジョン・レノンの“平和を我等に”を共演し話題となったが、
そうした夢の共演や、オールスター・バンドというのは普通は一夜だけのスペシャルというのが定石だ。
だからこそそれを常態としてやり続けているリンゴは、やっぱりすごいと、今日のライヴを観て改めて思った。
しかも、これだけ円熟した演奏なのにステージの上も下もみんな子供のように楽しそうで、ずっとニコニコしっぱなしで、こんな空間あんまり観たことがない。
詳しくは、昨日のレポートをどうぞ。
http://ro69.jp/news/detail/150791?count=3&topic=2
ちなみにリンゴ・スター来日を記念して、こんな豪華な黄色いアナログ盤が発売中。
『タイム・テイクス・タイム』のYellow Color Vinyl(限定アナログLP)と高品質BSCD2が、10月26日にリリースされ、オリコン洋楽デイリー・チャートで5位になった。
詳しくはこちら。http://www.sonymusic.co.jp/artist/RingoStarr/
下記は、最新作『ポストカーズ・フロム・パラダイス』リリース時の本誌掲載インタヴュー記事。(井上貴子)
1992年のライヴより“Yellow Submarine ”。
“With A Little Help From My Friends ”