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    キャロル・キング&ジェイムス・テイラー

    キャロル・キング&ジェイムス・テイラー

    武道館で行なわれたキャロル・キングとジェイムス・テイラーのライヴに行ってきた。

    ロック・ミュージシャンやポップ・スターというのは少なからず青春を抱えながら歳を重ねていく職業だが、この人たちはその極み。

    『つづれおり』や『スウィート・ベイビー・ジェイムス』といった名作を挙げるまでもなく、音楽的才能ゆえに青春を一生引き受けながら、キャリアを歩んできた人たちと言える。

    それを68歳と62歳の二人がやる。すると、どうなるか。確かに、ちぐはぐなところもあったりする。こそばゆいような瞬間もある。けれど、この二人はずっと一つの時間のなかを生きてきたんだなあということが伝わってくる。キャロル・キングは、一度観たことがあったけれど、ジェイムス・テイラーと一緒にやった今回のほうが、その本質があらわになっていた。そして、当然のことながら、曲それ自体は青春のまま、まったく歳をとっていなかった。

    二人がお互いの代表曲を交互に演奏していくライヴ。日本語も流暢に話す二人は今も本当に仲がよさそうだった。

    しかし、ボブ・ディランからというもの、ヴェテランのライヴが続いている気が。俺もリバの再結成で盛り上がっているのに。(古川)
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