真夜中のヒップホップ:エミネムのダチたち、Slaughterhouse新曲


これまでそれぞれソロ・アーティストとして活躍しながらも、有名ラッパーとのビーフ(いざこざ)やらなんやらで、いまひとつキャリアが上手くいかないラッパー4人 (Crooked I、Joe Budden、Joell Ortiz、Royce da 5'9")が集結したスローターハウス。
ポップ志向が目立つ21世紀のヒップホップの中、己のリリックとライムのみを武器に勝負をするその硬派な姿勢が評価され、ヘッズの間では、一種の“救世主”として喜ばれたが、そんな彼らが新作をエミネムのレーベル、Shady Recordsから新作『Welcome to: Our House』が間もなくリリースされる。
そんな彼らがCee-Loをフィーチャリングした新曲“My Life”のPVがリリースされた。


前半のスキットではエミネムも登場するので要チェック。
これまでと違い、わりとメインストリームな路線のトラックだけど、4人のラップはやっぱり光る。

ちなみにメンバーのRoyce da 5'9"は、以前のパートナーであったエミネムとビーフをおこし、いっときは犬猿の中になって、ディスり合いをしまくっていたけど、プルーフの死をきっかけに和解し、去年はふたりによるユニット、バッド・ミーツ・イーヴルをリバイバルさせて、名作『Hell: The Sequel』をリリースしたばかり。
そんなRoyceが、エミネムに思い切り謝罪しているのがSlaughterhouseの初期トラックの“Move On”。
http://www.youtube.com/watch?v=nHgUFHll3aM
ラップとはなんぞや、を教えてくれる素晴らしい1曲である。(内田亮)
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