西麻布の交差点から六本木通りを上って行き、六本木ヒルズ手前の左側に現れるクラシックな外観。
六本木で38年の歴史を誇るこの名店の味は、創業以来本場上海のコックが創る正統派の上海料理です。
毎年晩秋になると「上海蟹」が話題になりますが、数十年来都内で最も多く上海蟹が食べられるレストランはこの中国飯店だと断定して間違いないと思います。
そんな中国飯店がフード・フェスに初出店するという事は、中国飯店38年の歴史のみならず、東京の中華料理史上の大きな事件と言っても決して大袈裟ではありません。
そして出品されるメニュー、なんと北京ダックです。
現代において、中華料理の欠かせない代表料理である北京ダックですが、起源は古く、15世紀に明の永楽帝がアヒル料理の盛んな南京から遷都した際の北京で原型が作られ、その後、清の時代に皇帝や宮殿の人々のための宮廷料理として定着していったという高級食材です。
アヒルをローストしてその皮をそぎ落とし、甘みそとねぎ、胡瓜の細切りをクレープのような小麦の皮で包み込んで食べる北京ダック。
皮にしみこんだ肉汁と皮面にぬられた水飴と酢のサクッとした食感が美味しく、噛むとダックの風味と醤の甘味が口の中に広がり、ほのかな香りが後味を軽やかにします。
中国飯店ではその歴史を踏まえつつも更に進化したこだわりの調理法で提供しているとの事。
まんパクに中国飯店が出店する事も、フード・フェスで北京ダックが食べられる事も、やはりひとつの事件なのです。
もう一品、これも中国飯店の大人気定番メニュー「松の実醤油チャーハン」が食べられます。
牛肉と松の実を中国のたまり醤油を使って炒めた薫り高い炒飯です！
（海津亮）
【店舗データ】
中国飯店
北京ダック ￥800/焼き餃子 ￥500/
松の実醤油チャーハン ￥500
店舗URL：http://www.chuugokuhanten.com/
創業40年近くの歴史を持つ中国飯店がまんパクに特別出店！
高級中華の雰囲気を一変したドラム缶でのパフォーマンスも中国飯店流のおもてなし。
多くの方々に愛されてきた料理をぜひ。
その他出品メニューはこちら。 空腹時注意です！
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