アーティスト

    サザンオールスターズ、ツアー・ファイナルを東京ドームで観て思った。このツアーのテーマは「昭和」なのでは?

    サザンオールスターズ、ツアー・ファイナルを東京ドームで観て思った。このツアーのテーマは「昭和」なのでは?
    平成が終わり令和になった時、桑田佳祐の目線は平成を振り返えるのではなく、昭和という時代を見つめ直す所に向かった。そんなことを強く感じるライブだった。
    サザンの40年、その活動期間のほとんどは平成と共にあった。しかし桑田佳祐の人生において、自らの時代として刻まれているのは昭和なのだ。
    曲のテーマとしても歌われ、アイコンとして映像でも流される力道山や長嶋茂雄。突然に歌われる美空ひばり。
    桑田佳祐は、明らかに令和元年を相対化する装置として昭和をライブのテーマにしていると僕は感じた。
    代表曲はしっかり歌われ、エンターテイメントとして、いつもどうりの最高のサザンの3時間半だった。
    しかし令和元年、40年目のサザンだからこそ伝えたいメッセージがある、そんな桑田佳祐の強い思いがこのツアーを特別なものにしていたように思った。
    渋谷陽一の「社長はつらいよ」の最新記事
    公式SNSアカウントをフォローする

    人気記事

    最新ブログ

    フォローする
    音楽WEBメディア rockin’on.com
    邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
    洋楽誌 rockin’on