アーティストが自分の曲を説明するのは、とてもエネルギーがいるし、逆に誤解を招くリスクもある。説明できないから曲にしているわけで、例えばボブ・ディランが「風に吹かれて」を説明したら、曲そのものの在り方も変わって来るかもしれない。きっとアーティストとしたら、一番やりたくないことだろう。
曲は曲なので、自由に聞いて欲しい、というのが基本の姿勢だろう。
しかしエミネムは、聞き手にたいし「早計な判断をする前に説明させてほしいのです」と長い説明をSNSで書いている。
常に物議を醸す作品を発表するエミネムだが、そうした作品を発表する以上、しっかりと責任をとりたい、筋を通したいという覚悟があるのだ。