ボブ・ディランの日本最終公演をヒロト、マーシーと観る

ボブ・ディランの日本最終公演をヒロト、マーシーと観る

ドン・ウォズがディランをプロデュースした時、その動機を聞かれ「だって次の僕がプロデュースした作品が彼の最高傑作になるかも知れないじゃないか」と答えていた。
ボブ・ディランの凄さを実に的確に表現した言葉だと思う。
ディランの偉大さは、常にその偉大さが更新されて行くところだ。いつも次の作品が最高傑作になるのでは、次のライブが歴史的なパフォーマンスになるのでは、という期待を抱かせてくれる。そんな思いで今回のツアー、何度も通った人も多かったのではないか。僕は東京全公演のチケットを買ったけれど3回しかスケジュールの都合で行けなかった。でも本当に幸福な時間を体験する事が出来た。
ほぼ全日歌われた「ライク・ア・ローリング・ストーン」も「見張塔からずっと」もまるでその日初めて歌われる新曲のように僕たちは聞く事が出来た。そんな奇跡を体験出来る日が今日で終わってしまった。
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