夢の時間が終わって、なかなか日常のリズムに戻れないのは、僕たちスタッフも参加者の皆さんと同じ。
現地に残ったスタッフはまだ余韻のなかで作業をしているが、ほとんどのロッキング・オン・チームは編集者の仕事に戻る。それは僕も同じ。その夢の時間と日常の時間を調整をするのがこのCD。前にも書いたけれど毎年フェス会場とホテルの移動に聞くCDを決めている。だいたい移動時間は30分なので、一日でアルバム全部を聞くかんじになる。
仕込みの時から聞くので、かなり刷り込まれる。特にテンションが高い時期なので、凄く記憶に残る。
だから僕はそれぞれの年のフェスが、その時のテーマCDと共に記憶されている。
今年はこのエリカ・バドゥだった。フェス後もしばらくはカーステのへビー・ローテーションになる。聞く度にあの暑さ記憶が甦る。