幕張でブラフマンのファイナルを観る

幕張でブラフマンのファイナルを観る

既に各地で高い評価を得ているツアーのファイナル。悪い訳がない。
ただ兵庫が書いているように、イベント形式だった為に、いわゆる単独ライブとは違うファクターがいろいろあり、通常のツアー・ファイナルとは異なる空気があった事は確か。ライブ中、最初のMCが「自分たちがメインだと駄目だ」という一言で、思わず笑ってしまったが、きっと本音だったと思う。アウェイを恐れず、そこで勝ちをとって来たブラフマンだが、自分たちがメインだと勝手が違うようだ。そこが面白かった。ただ最早ブラフマンは、自分がメインを張らなければならない所に立っているバンドである。そのポジションに慣れてもらわないと困る。
途中、TOSHI−LOWが珍しく言葉を失う場面があった。「チクショウ、言葉に詰まってしまったぜ」
と言って彼は何度も顔の汗を拭った。どんな言葉より、多くの思いがその場にいた僕達に伝わった瞬間だった。
今日の関東地方は雨と風で台風のようだった。京葉線も強風で止まってしまっていた。
そんな天候の中、幕張の巨大会場は一杯の人で埋め尽くされていた。その誰もの記憶に強く残るライブだった。
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