現在の6人体制になったブラック・カントリー・ニュー・ロード(以下、BC,NR)から、初のスタジオアルバムとなる『フォーエヴァー・ハウロング』がついにリリースされる。これがもう、間違いなく彼らの新たな代表作になる素晴らしい出来なのである。
グループの中心的な存在だったアイザック・ウッドが脱退してからBC,NRは作曲とリードボーカルを曲によって分け、より民主的な体制を取るようになったが、新作では女性メンバー3人が中心となり、ソングライティングとリードボーカルを担当。
結果として、それぞれの個性が生かされつつもトータル性が感じられる一枚に仕上がった。もちろん、BC,NRらしいダイナミックなアンサンブルはさらにスケールアップ。オーガニックで、躍動感に溢れている。
ロッキング・オン5月号では、そんなエポックな新作についてタイラー(B)とジョージア(Vn)にたっぷり話を聞いた。なぜこんなにも聴いていると気分が高揚するアルバムになったのか、そのヒントが詰まっていると思う。BC,NRの新しいアンサンブルを、全身で感じてほしい。(木津毅)
ブラック・カントリー・ニュー・ロードの記事が掲載されるロッキング・オン5月号