３年半というインターバルはファンにとっても、メンバーにとっても重いものだ。それは開演前の、いつもとは違う張り詰めた空気感に痛いほど感じられた。
この緊張感にバンドはどう向き合うのだろうと、こちらも緊張したが、彼らは圧倒的な熱気とエネルギーで、その緊張感を溶かしてしまった。藤原くんは「今朝は５時半に起きてしまった」と言っていたが、そのステージの上と下で共有された待望感が会場に親密な温かさを産んでいた。
最近は取材で会うことの多かった４人だが、やはり彼らが一番輝くのはステージの上だ。いよいよ長いツアーがスタートした。