フジロックもサマソニも全部まとめて「ロック」に関してはこれで完全に満足。
しかもフー・ファイターズのロックは人を幸せにしてくれるロックだ。
ありがとう、フー・ファイターズ。
今は音としての有効性に関しては、ロックよりもヒップホップやエレクトリック・ミュージックの方があるのかもしれないが、人と人が結び付いて長い時を過ごす中で生まれてくるロック・バンドの音の強度や説得力やグルーヴはそれとは比べられない強さがある。
その強さ、ロックの有効性の塊を見せつけられた1時間半だった。
デイヴ・グロールがドラムを叩いて披露したクイーン/デヴィッド・ボウイの「アンダー・プレッシャー」、2分前に会ったばかりだというリック・アストリーが登場して歌ったグランジ版「ネバー・ゴナ・ギヴ・ユー・アップ」は御愛嬌を超えた感動があった。
心から楽しいライブだった。