物語に身を委ねる、そのための“核”と“土台”とは──田中圭がCUT12月号に登場!『 #わたしの宝物 』で揺さぶられる感情の表し方について語っていただきました

物語に身を委ねる、そのための“核”と“土台”とは──田中圭がCUT12月号に登場!『 #わたしの宝物 』で揺さぶられる感情の表し方について語っていただきました - photo by 永峰拓也photo by 永峰拓也

11月19日発売のCUT12月号に、田中圭さんのインタビューを掲載しています!
伺ったのは、絶賛放送中のドラマ『わたしの宝物』について。本ドラマが描くのは、夫以外の男性との子どもを夫との子と偽って育てる「托卵」というテーマ。田中さんは、その夫(つまり自分の子ではない子どもを育てる)宏樹を演じています。先日5話が放送されたばかりですが、ドラマをご覧になっているみなさんは、宏樹を見るたび胸がギュッと苦しくなっているのではないでしょうか……! この先どんな展開を見せていくのか、まったく予測がつかない『わたしの宝物』。そのチャレンジングなテーマや、役への思いを聞きました。

最初は重いテーマだなと感じました。ドラマは、非日常でありながらも日常が詰まっていて、観ることで考えさせられたり、ハッとさせるものもあって。物語を通じて心が揺さぶられることも実は大事なことだと思っています。観終わって「ああ、楽しかった」という作品もたくさんありますが、僕自身、チクッと心に刺さったり、自分は何を感じ取ればいいのだろうと考えさせられる作品が好きなんです。だからこそ、そういう作品に関わりたいと思っているので、このドラマは俳優としてすごくやりがいがあります


1話放送時点では、宏樹の妻・美羽(松本若菜)への「モラハラっぷり」も話題に。宏樹を演じるための土台には、「美羽のことがすごく好き」という愛があったと言います。

言葉や言い方にも、いろんなやり方があるんです。やりすぎることもできるけれど、その後の展開を考えると優しい宏樹に戻ってこないといけなかったので、(1話時点では)そのバランスをどのあたりにしようかなということは考えました。(中略)なぜ宏樹がこうなったかというと、会社でのパワハラや日々のストレスなんですよね。もともといい人なのに、美羽のことをすごく好きだからこそ、わかってくれると思って甘えてしまったり、そのストレスをぶつけてキツい言い方をしてしまったりする。その考え方の延長線上で作ったので、好きということがベースにないと、あの1話の宏樹は作れなかったです


田中さん自身も、「あえて振り回されたい」と語る『わたしの宝物』。簡単に答えが出せないテーマについても、真摯に言葉を選びながら語る田中さんの姿が印象的でした。作品に誠実に向き合うその様子は、誌面のテキスト全文でぜひお確かめいただきたいです。

そして撮り下ろしポートレートでは、宏樹から離れて「俳優・田中圭」をお届け。重厚感のあるカットから、田中さんの纏う柔らかい空気が伝わってくるカットまで、たっぷりお届けしています。インタビューと合わせて、ぜひチェックしてみてください!(山下茜)


CUT12月号は現在以下にてご予約可能です。

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