イマジン・ドラゴンズを東京体育館で観た

彼らの新譜を去年のワースト・アルバムに選んでる洋楽誌があったが、感性が90年代だか00年代で止まっているのだろう。
バンドという形態の10年代的なあり方として、イマジン・ドラゴンズは極めて有効な、理想形とも言っていい優れたバンドだ。

ロックからも、ロックではないことからも解放された「バンド」、それがイマジン・ドラゴンズの新しさだ。
レディオヘッドやコールドプレイのような、バンドであることの「ややこしさ」からも完全に解放されている。

メンバー全員で太鼓を叩くトライバルなビートも、ヒューマンな歌メロも、今の時代にこそストレートに響く。
終演後にかかった曲がポール・サイモン、というのも実にぴったりだと思った。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事