ビヨンセとJay-ZがThe Carters名義で突然リリースしたアルバム「Everything Is Love」。
全9曲で38分。短い。でもこれがいい。
プッシャTもカニエもNASも30分以内だったし、明らかにヒップホップにおいてはアルバムの定義の更新がなされようとしている。
この傾向はあっという間にポップミュージック全体に広がるだろう。
トラックはトラップがメインでチキチキに立ったハイハットとスネアが刻んでいき、ラスト曲はそれにゴスペル感やブレイクビーツな感触が加わって壮大に着地する。
まだリリックの内容が理解しきれないのがもどかしいが、アルバム・タイトルに帰結する物語なのだろう。
その細部はわからなくても、十分にこのアルバムの素晴らしさは聴いていれば感じ取れる。
2人のブロジェクトだが、やはりビヨンセ率が高いというか、Jay-Zが遠慮気味に聴こえるのは、変な先入観を持っちゃっているからかもしれない。
さらにしっかりと聴き込もう。
ビヨンセが
「山崎(ウィスキー)をロックで飲んでる」
と歌うところがあって、
「ヤマザキ!」って言われるたびにドキッとする。
ビヨンセとJay-Z夫妻のThe Cartersを聴いている
2018.06.23 14:05