そんな心の叫びが届いたからというわけではもちろんないのだが、僕がもう一つ編集長をやっている洋楽誌ロッキング・オンのほうで[Alexandros]の川上洋平をインタビューする事になった。洋楽の新世代バンドの巻頭大特集を組んだのでそれについて語ってもらうことになったのだ。
そもそもこの企画は、先月号のJAPANでの[Alexandros]の撮影の時に洋平と洋楽の若手バンドの話題で盛り上がったのが僕の中でヒントになって生まれたということもあって、本人もすごく乗り気で、インタビューもとても濃く熱いものになった。僕も久しぶりの洋平のインタビューだしテーマも大好物だし今月初めてのインタビューだし、かなり熱くなってまたべらべら喋りすぎてしまった。でももちろん充実の内容なので気になる人は是非チェックしてほしいと思います。
というわけで悩みも解消したわけだが、今月は心残りがもう一つある。それはスライダーズの武道館が観れなかったことだ。スライダーズ? 武道館?とか言ってる奴はもう知らんけども、とにかく、あのザ・ストリート・スライダーズの武道館でのライブなのだ。解散から22年ぶりの再集結ライブなんだぞ。でも、それに僕はどうしても行くことができなかった。JAPAN JAMの開催日程と被ったからだ。こればかりは仕方がない。諦めるしかない。再集結ライブが発表されてからその当日まで、僕はスライダーズの曲を朝も夜も聴き続けた。インタビューのために聴くべき新譜もなかったし、ものすごい集中力で聴きまくった。武道館には行けなかったが、今月の僕のスライダーズ熱は行った奴らにも引けは取らないはずだ。そんな思いも抱きしめながらJAPAN JAMの現場にいて、ふとツイッターを見たら秋のツアーが発表されていた。絶対に行く。
という感じの、今月の山崎でした。(山崎洋一郎)
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