4人の志を見せつけてくれる1枚

Bentham『Re:Wonder』
発売中
Bentham Re:Wonder
今年4月に両A面シングル『激しい雨/ファンファーレ』でメジャーデビューを果たしたBentham。早くも届いた今回の『Re: Wonder』が、バンドキャリア初のフルアルバムとなる。ボーカルの個性的なハイトーンボイスとメロディアスな曲が小気味良く、頭からついつい引き込まれる。13曲中10曲はボーカル/ギターの小関竜矢による詞曲だが、そのほかの曲はメンバーも参加している。“White”はドラムの鈴木敬が詞を、曲はメンバー全員が。“今さら”は、詞は小関だが、作曲はギタリストの須田原生。“Sunny”では須田が詞曲を担当。メンバー4人それぞれが異なるルーツミュージックを持っているためか、Benthamの楽曲には多様性がある。今回のアルバムもバラエティに富んでいて、まったく飽きさせない。音楽の趣味やジャンルを越えて、一気に広がりそうな1枚だと感じた。年間で100本ほどのライブをこなすという「ライブバンド」の彼らだが、この秋から始まる全国ツアーでも、アルバムからの新曲で盛り上げてくれることと思う。今年、来年と、もっと大きくなっていくだろう。期待大。(峰典子)
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