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くぅ(G・Vo)が遺した楽曲群から22曲を収めた、「第一章」を締めくくる2枚組のベスト盤。本来ならまだこのタイミングでリリースされるものではなかったのかもしれないが、最新曲“コンティニュー”から最初期の“歩く花”へと遡り辿ることで、彼らの駆け抜けてきた進化の日々と生み出した楽曲の秀逸さをあらためて目の当たりにする、正真正銘のベストだ。一躍ロックシーンの最前線へと躍り出ていった時期の“不革命前夜”や“第一次世界”、メジャーデビュー以降の作品には初めて収録される“万事思通”に“aLaLe”、脱力系ダンスポップに特大の肯定を搭載した“ポップスター”――。息苦しさやフラストレーションを、開放感やポジティブな何かへの変換ではなくモヤモヤとしたまま叩きつけ炸裂させていく筆致はやはり唯一無二。どうしたって感傷は去来するけれど、ジャケットに殴り書かれた「enjoy the Expo」(『博覧会』を楽しめ)の言葉に従って全力で楽しみ、踊り、来る第二章へと想いを馳せるのが正解なんだと思う。(風間大洋)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年7月号より)
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