現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号にNEE・くぅが登場!自分のことを救いたくて曲を作ってるのかな。
自分がそれで救われたんであれば、きっと同じ人がいると思うから
NEE、覚醒――弱さも闇もさらけ出す、「ほんとの強いバンド」へ。首謀者・くぅが、進化の裏側を明かす
インタビュー=小川智宏 撮影=フジイセイヤ(W)
今年4月に2ndアルバム『贅沢』をリリース、その後東名阪ツアーも開催したNEE。アルバムもめちゃくちゃ聴いているしツアーも観たが、今、NEEは本当にとんでもないバンドになりつつある。くぅ(G・Vo)の内面にある闇や本音をそのまま掘り出して歌にしたような『贅沢』の曲たちの手触りは、それまでのNEEの楽曲とは明らかに何かが違った。虚勢もかっこつけも臆病もどこかに吹き飛んで、生身でリスナーと向き合うような、とてもリアルで勇気に溢れたアルバムだと思った。そんなアルバムだからこそ、その音と言葉は彼と同じような思いを抱いている人々にまっすぐ、そして深く刺さった。決して少なくない人々にとってNEEは、不思議なアイデアやギミックに彩られたユニークなバンドではなく、人生に欠かせない、自分を救うロックバンドとなったのだ。いったいNEEの、というよりもくぅの中で何が起きたのか。JAPAN初の単独インタビューで、彼の内面の変化に迫った。(小川智宏)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年10月号より抜粋)
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