現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号に「UVERworld KING'S PARADE 男祭りREBORN at NISSAN STADIUM 6 VS 72000」のレポートを掲載!
灼熱の日産スタジアム、熾烈なロックの絶景――6人の生き様と72000の魂がぶつかり合い響き合ったUVERworld「男祭りREBORN」を徹底レポート!
文=高橋智樹 撮影=今井卓、田野口真介、橋本龍二、平野タカシ
「幻みたいな時間だったな。ウソみたいな時間だったな。映画やドラマだったら『そんなこと起きねえよ』ってくらいヤバい時間だったな。でも――これは間違いなく現実だったな! 最後までやりきったな、おい!」。
2023年7月30日、日産スタジアム。歓喜に昂る7万2千人の男たちの咆哮が響き渡る中、TAKUYA∞(Vo・Programming)は晴れやかな表情で、至上の一夜の感慨を叫び上げていた――。
UVERworld史上初となるスタジアム会場でのワンマンライブが、7月29・30日の2日間にわたり日産スタジアムで開催された。2日目に行われたのは「UVERworld KING'S PARADE 男祭り REBORN at NISSAN STADIUM 6 VS 72000」――2019年に自らファイナルと銘打って東京ドームで行われた男性限定ライブ「男祭り」が、さらにスケールアップして帰ってきたのである。2011年に地元・滋賀のライブハウスで初開催されてから12年。2019年に打ち立てた男性限定ライブの国内動員記録を、自らの手で更新した今回の「男祭り」はまさに、「6 TO 72000」とも「6 WITH 72000」とも異なる、ステージと客席の枠組みを超えた魂と魂の激突だった。そして、自分たちを越えて先へ進め、とUVERworldの6人が突きつける熾烈なメッセージはすべて、彼らの音楽そのものであり、生き様そのものでもある――ということを、この日のアクトは克明に物語っていた。
灼熱の陽射しが降り注ぐこの日の横浜の気温は、開演時間の17時の時点でも33度。巨大なステージと、そこからアリーナを長方形状にぐるりと取り囲むように伸びた花道。そして、「男祭り」Tシャツで真っ赤に彩られた客席と、そこから突き上げられるエモーショナルなコールの数々……。日産スタジアムで目に映るものすべてが、来るべき熱狂空間への期待感をいやが上にも高め、アリーナ後方のサブステージで開演前DJを始めた誠果(Sax・Manipulator)が“We Will Rock You”や“Livin' On A Prayer”といった鉄板アンセムを流すたびに、男性Crew(ファン)の間に熱いシンガロングが巻き起こっていく。
そして……開演カウントダウンに続き、スモークの中からTAKUYA∞・克哉(G)・彰(G・Programming)・信人(B)・真太郎(Dr)・誠果が姿を現し、真太郎のドラムソロ&特効の花火の爆音とともに“Don't Think.Feel”へと突入! 場内からは雄叫びの如き大合唱が噴き上がり、日産スタジアムは高揚の絶景へと塗り替わる。(以下、本誌記事に続く)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年10月号より抜粋)
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【JAPAN最新号】灼熱の日産スタジアム、熾烈なロックの絶景――6人の生き様と72000の魂がぶつかり合い響き合ったUVERworld「男祭りREBORN」を徹底レポート!
2023.08.30 12:00