過去を抱きしめ、新たな未来を共に切り開いた2日間――4万人と歌い鳴らした「都会のラクダ SP ～ 真夏のフジQ、ラクダにっぽんいち ～」完全レポート！
文＝小川智宏 撮影＝青木カズロー、浜野カズシ
富士急ハイランド・コニファーフォレストの上空には抜けるような青空が広がっている。ゲートをくぐった体を夏本番の熱気が包み込み、周囲の森からは蝉の声が聞こえてくる。そして目の前には巨大なステージセット。広大な客席エリアを見渡せば色とりどりのタオルやＴシャツが目に入る。そのカラフルさが、バンドの歩んできた時間の長さを物語るようでもあった――そんな風景の中で開催された、SUPER BEAVERにとって過去最大規模の野外ワンマンライブ「都会のラクダ SP 〜 真夏のフジＱ、ラクダにっぽんいち 〜」。2日間で4万人というオーディエンスを前に、彼らはある意味で「いつも通り」の、しかしそれと同時にこれまでとは明らかに違う姿を力強く見せつけてみせた。その2日目、7月23日の模様をレポートしたい。（以下、本誌記事に続く）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2023年10月号より抜粋）
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