「ボーイズグループが音楽性ナメられる時代は終わったんだよ!」──5月16日、味の素スタジアムのアリーナ後方に設置された小さなサブステージ。ドープなグルーヴで魅了する“Move On”を終え、スタジアムを埋め尽くしたオーディエンスを間近に見ながらSOTAが叫ぶ。そして始まる“Stare In Wonder”。SHUNTOが力強く歌う《Don't think and feel it/その情熱をBelieve/音の中に見つけ出した今生きる意味》というラインが、このライブにぶつけるBE:FIRSTの強い思いを体現するように溢れ出した。
デビュー5周年の幕開けを飾る、BE:FIRST初のスタジアムライブ。2日間で10万人を動員したそのステージは、SOTAの言葉を借りるまでもなく、間違いなく伝説となった。ただし、その伝説とは、グループの最高潮や集大成を刻んだ「語り継がれるべきもの」という意味ではない。振り返って思うのは、むしろこの2日間は、あとにも先にもない、BE:FIRSTの新たな物語の始まりとなる「序章」のようなものだったということだ。BE:FIRSTが、誰のものでもない自分たちの意思とアティチュードでストーリーを築き上げていくことを選び、「BE:FIRSTであり続ける」ことを決意し、そのために生まれ変わり続けていくことを宣言する。あえて言葉にするなら、この「We are the "BE:ST"」と名付けられたライブはそういうものだった。(以下、本誌記事に続く)
文=小川智宏
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より抜粋)
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