ジョン・スペンサーが現代のアメリカに対峙して導き出した、怒りと哀愁の新作『ソングス・オブ・パーソナル・ロス・アンド・プロテスト』を語る!

ジョン・スペンサーが現代のアメリカに対峙して導き出した、怒りと哀愁の新作『ソングス・オブ・パーソナル・ロス・アンド・プロテスト』を語る! - pic by SKYLER SMITHpic by SKYLER SMITH

現在発売中のロッキング・オン8月号では、ジョン・スペンサーの最新インタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。

「ロックンロールに人生を捧げて、心からロックンロールを愛している自分のような人間にとってとてもじゃないけど見ていられないし、かつてこの国が掲げていた約束であり理想であり自由がことごとく引き裂かれていくのを目の当たりにして胸が張り裂けるような痛みを感じてる」

●今作のタイトルは、あなたのキャリアの中でも特に内省的な響きを持つ作品名だと感じました。このタイトルはどのような経緯で生まれたのでしょうか?「曲を書き終えて、レコーディングも終えて、ミックスも完成して、作品としてまとまった時にこのタイトルが降りてきて、これだ!と確信したわけさ。今回のアルバム全体に抗議であり政治的なテーマが一貫して流れてるからね。今、アメリカは憲法や民主主義が根幹から脅かされているという危機的状況にあるわけで、絶望せずにはいられない。それに対して、自分は政治的、社会的問題に積極的に関わってるし、現政権のゾッとするような政策に対して抗議活動もしている。ただ、そこが厄介なところで、自分はそもそも政治的な音楽が昔から趣味じゃないってのがあって(笑)。ロックンロールは自分にとって神聖な領域だから、そこに余計なものを持ち込みたくないって気持ちが強い……とはいえね! ロックンロールに人生を捧げて、心からロックンロールを愛している自分のような人間にとってとてもじゃないけど見ていられないし、かつてこの国が掲げていた約束であり理想であり自由がことごとく引き裂かれていくのを目の当たりにして胸が張り裂けるような痛みを感じてるわけさ。“パーソナル・ロス”ってとこに関しては、今の自分の年齢になると、家族や友人、身近な人が病気になったり、亡くなったりする時期に差し掛かってきてる……それは人生の自然な流れだとわかってはいるけれど、重たいできことであることは事実で、その部分を表現してる」
●タイトルの“プロテスト”という部分について、意識している精神性について教えてください。「自分が書いた曲、あるいは他の誰かが書いた曲が世界を変えられるのかどうか?と問われたら、正直わからないし、資本主義がロックンロールや音楽やすべてのアートに侵食してきた数々の例を考えると、シニカルな気持ちにもなってしまう。それでも変化を起こすことができると自分は信じてる。もしもロックンロールに何かしらの変化を起こす力があるとしたら、人々の意識を変化させることから始まるものだと思うんだ。だから、今よりももっと世の中に向けて一致団結しようというメッセージを届けたいんだ」(以下、本記事に続く)

ジョン・スペンサーの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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