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エヴリシング・イズ・レコーデッド・バイ・リチャード・ラッセル『エヴリシング・イズ・レコーデッド』
発売中
エヴリシング・イズ・レコーデッド・バイ・リチャード・ラッセル エヴリシング・イズ・レコーデッド
英国の名門〈XLレコーディングス〉の総帥リチャード・ラッセルが指揮するプロジェクト。XL所属アーティストを中心に様々なゲストが参加したコラボ・ユニットだ。いわばかつての4AD=I・ワッツ・ラッセルのディス・モータル・コイルや、モ・ワックス=J・ラヴェルのアンクルの現代版だが、参加アーティストの幅が広く、プロジェクト名通りクロスオーバーな魅力がある。

ボーカル参加はサンファ、イベイー、シド、演奏参加はデーモン・アルバーン、ピーター・ガブリエル、カマシ・ワシントン、オーウェン・パレットなど。西ロンドンのラッセルのスタジオに集まった多士済々なメンツがソウル〜ジャズ〜レゲエ〜ダブをゆるやかに繋ぐオーガニックなダウンテンポ・エレクトロニカを展開する。ナイトメアズ・オン・ワックスの新作に共通するスモーキーでゆったりとしたレイドバック感を漂わせる歌ものから、アフリカ音楽に通じる濃厚で肉感的なグルーヴを感じさせるものまで、美しく、だがどこかいびつな魅力を放っている。おそらくはレコーディング・プロジェクトなんだろうけど、ぜひライブを観てみたい。(小野島大)
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