UVERworldのロックの在り処

UVERworld『ODD FUTURE』
2018年05月02日発売
SINGLE
UVERworld ODD FUTURE
アコギ&マシンビートという洋楽シンガーソングライターを彷彿とさせるテクスチャーの組み合わせと、ウォール・オブ・シンセとでも言うべきEDMど真ん中のアレンジメントが同時再生されたような展開がしかし、やがてUVERworld唯一無二の「バンド感」へと収斂されていくロックマジック――。2018年第一弾シングルにしてアルバム『TYCOON』後初の新作となる今作の表題曲“ODD FUTURE”で彼らは、シンセ音にドロップ(サビ)を委ねるEDM的手法を導入しつつ、「ダイナミックなディストーションサウンドが織り成す衝動感」というステレオタイプなロックの枠組みを鮮やかに逸脱してみせた。「ロックなサウンドを奏でているからロックバンド」ではなく「未知の高揚の境地を求めて己の限界を超えていくチャレンジャー」としての剥き身のロックの肉体性を、この曲は厳然と物語っている。シーン最前線をひた走りながら、同時に新たなトライアルを繰り返して自らを極限進化させる――そんなUVERworldの凄絶な「今」が、カップリングの“PLOT”、“CORE STREAM”とともに伝わる名盤。(高橋智樹)
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