さらなる桃源郷を求めて

フレデリック『飄々とエモーション』
2018年07月11日発売
EP
フレデリック 飄々とエモーション
4月30日に神戸ワールド記念ホールで、「FREDERHYTHM ARENA 2018〜KOKYOのTOGENKYO〜」を行ったフレデリック。メジャーデビューから3年半、初のアリーナ公演をソールドアウトさせた彼らの新たな一手が、ニューEP『飄々とエモーション』だ。今回意識したのは、シンガロングだという。中毒性の高いリズミカルなワードとキャッチーなメロディとで、気づけば脳内で延々とリピートするキラーチューンは、フレデリックの武器のひとつだが、今回はもっと、タイトル通りエモーショナルに、高揚感のある、歌で引っ張っていく。後半にくる、アンセム的なシンガロングは、アリーナという大きな会場でも映えるもの。フツフツと感情を高めていくトーンの歌と泣きのあるメロディとがあいまって、シンガロングがぐっと胸に響く。新たな武器となる曲だ。カップリングでは、歌謡的な歌を、メロウでディスコティックなサウンドから、ニューロマっぽい香り漂うサウンドなどで聴かせる、フレデリックの音への審美眼とアレンジの妙が味わえる。ハイブリッドぶりに磨きをかけた1枚に。(吉羽さおり)
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