寺岡呼人・
奥田民生・
斉藤和義・
浜崎貴司・
YO-KING・
トータス松本のLINEグループがきっかけでバンドになり、寺岡呼人のソロデビュー25周年を記念として、Zepp Tokyoで一夜限りのライブを行ったのが2018年9月23日のこと。で、2019年は奥田民生のソロデビュー25周年だが、そのことは特に謳われないまま制作され、リリースに至ったのがこの1stアルバム。
ストーンズ風、
ボブ・ディラン風など、ロックのルーツ的な存在に沿って作られた12曲が並んでいる。要はベテラン大物ミュージシャンたちがリラックスして楽しくやってます、それ以上でも以下でもありません、という作品なんだけど、さすがこのメンツというか、ゆるくやっても才能がほとばしるというか、どの曲も強烈に耳に残る、そして聴いていると幸せな気持ちになるのが、さすが。特にヤバいのが、「これメロディって言っていいの?」っていうくらい簡単な歌メロが延々とリフレインしていく斉藤シトーン作詞・作曲の“何しとん?”。歩いている時に無意識に口ずさんでいてハッとすることが、毎日のようにあります。(兵庫慎司)