作詞は片岡健太、作曲は『AMUSIC』でも多彩な楽曲を手掛けた黒田隼之介。穏やかでふくよかなサウンドに乗せて、今、時代の風に乗るバンドが、《風待ちさ》と歌うことに大きな意味を感じる。言葉や情報にまみれた喧騒の最中で、不安に駆られて急ぐより、「ゆっくりしようよ」と伝えてくれることの大らかさ、安心感。「まあ、とりあえず今日は何もしなくていっか」と力を抜いた体を、柔らかな歌声がふんわり抱きしめる。(天野史彬)
「遅く生きる」ことのススメ
sumika『リタルダンド』
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作詞は片岡健太、作曲は『AMUSIC』でも多彩な楽曲を手掛けた黒田隼之介。穏やかでふくよかなサウンドに乗せて、今、時代の風に乗るバンドが、《風待ちさ》と歌うことに大きな意味を感じる。言葉や情報にまみれた喧騒の最中で、不安に駆られて急ぐより、「ゆっくりしようよ」と伝えてくれることの大らかさ、安心感。「まあ、とりあえず今日は何もしなくていっか」と力を抜いた体を、柔らかな歌声がふんわり抱きしめる。(天野史彬)