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    【JAPAN最新号】sumika、3人が描いた新たな希望──波乱万丈の2年半を経て結実したニューアルバム『Vermillion’s』を語ったスペシャルブック!

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    僕らは他人ですけど、楽しいことがあれば一緒に楽しくなれるし、悲しいことがあったら一緒に悲しくなれる。
    同じ色に染まってる

    前作から2年半ぶりとなるsumikaにとって5枚目のフルアルバム『Vermillion’s』がリリースされる。この2年半という歳月がsumikaにとってどういう期間だったのか、という問いを今回のインタビューの中で彼らにすることを僕はやめた。そして、それは正しい判断だったように思えた。
    前作『For.』が発表されたのは2022年9月のことだ。sumikaの4人は10周年イヤーの真っ只中を全力で疾走していた。そしてその頃、ライブ会場でも街中でも我々はまだみんなマスクで顔を覆っていた。あっという間のようでもあるし、なんだかすごく長い時間が流れたような気もする。この間、sumikaは簡単な言葉では表現できない様々な試練や困難に次々と向き合っていった。
    そんな中、雨中の横浜スタジアムで3万人が一緒に合唱したのが、“Starting Over”という曲だった。

    《喜びや悲しみや/苦しみも全部持って/憧れや羨みも/隠さずに持っていって》

    アーティストの創作する音楽や表現の質が、そのアーティストの実体験や喜怒哀楽によってリアルに左右されることが多いのは事実だろう。必ずしも歓迎すべきではない様々な出来事がその身に降り掛かることによって、結果、それが優れた普遍的な作品に結実する。こうした方程式はポップカルチャーの歴史上何度も繰り返されてきたことだ。
    『Vermillion’s』は素晴らしいアルバムだ。間違いなく、傑作だ、と断言できる。
    sumikaの音楽人生の中でも特殊な期間だったこの2年半がなんであったのか、このアルバムを通して聴くことでしか我々はその答えに辿り着くことができない。だから音楽は素晴らしいのだと心底思う。

    アルバム『Vermillion’s』はそのタイトル通り1曲目の“Vermillion”に始まり、ラスト14曲目の“’s -エス-”で完結する壮大な物語だ。なぜ朱色(Vermillion)をアルバムのモチーフに置いたのか。なぜアルバムタイトルはそれにアポストロフィーを加えた所有格でなければいけなかったのか。
    3人がそれらの疑問に一つひとつ丁寧に答えてくれている。
    sumikaのこれまでと、そしてこれからを考えるうえでとても重要なインタビューになった。

    インタビュー=海津亮 撮影=増田彩来
    (『ROCKIN'ON JAPAN』2025年4月号より抜粋)


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