《もし何も/忘れられない世界で/出会い会ってしまったら/憎み合うのはやめるだろうか》――子どものような、それ故に本気の問いで始まる歌。祈りとも無力感ともとれる言葉たちの中で、《もう僕が先に銃を捨てよう》という決意が、誰に強要するでもなく、独白のように淡く高潔に輝く。この曲は何故“mabataki”とローマ字で名づけられたのか、理由は知らないが、異国の戦地にいる人々にも、スマホの奥にいる人々にも、そして私やあなたにも等しくある、目を閉じて開くその一瞬に、Vaundyは普遍的な繋がりを見たのかもしれない。(天野史彬)
その一瞬に私たちはいる
Vaundy『mabataki』
発売中
発売中
DIGITAL
《もし何も/忘れられない世界で/出会い会ってしまったら/憎み合うのはやめるだろうか》――子どものような、それ故に本気の問いで始まる歌。祈りとも無力感ともとれる言葉たちの中で、《もう僕が先に銃を捨てよう》という決意が、誰に強要するでもなく、独白のように淡く高潔に輝く。この曲は何故“mabataki”とローマ字で名づけられたのか、理由は知らないが、異国の戦地にいる人々にも、スマホの奥にいる人々にも、そして私やあなたにも等しくある、目を閉じて開くその一瞬に、Vaundyは普遍的な繋がりを見たのかもしれない。(天野史彬)