やっぱり、ライブ映像に、特にリップのすごさが出ている。リップのライブを見るたびに、歌って踊れて笑えて、そして曲が緻密で革新的でポップで、なんて死角のないグループだろうと思うのだが、デビューから約10年間の山あり谷ありの歴史を経て、今では深みとシリアスさが増している。こちらの様々な感情を刺激する人間臭さがともなっていて、グッとくるシーンがさらに多くなってきた。もうこのままずっと、夢と希望を与えるライブを見せ続けてほしいと、強く思う。
また、ウォームでウッディな質感の『JOURNEY』というアルバムの特性に准じ、ホーン隊までいる10人編成のバンドを率いた「JOURNEY TOUR 2009」のセットが、単純にすごく良い。贅沢で、音楽的にも厚みがあって、のちのちまで何度も見たい代物だ。(小松香里)