ダイナミックなストリングスと骨太なバンドサウンド、そして全編がサビのようなメロディがぶわーっとスピーカーから溢れてくる1曲目“Starting Over”を聴いただけで、先行シングル『Carry On』のインタビューで語ってくれた自信が見事に形になったな!と感じることができた。というか聴き進めるごとに、この曲もパワフル! この曲も美メロ! それでいて一曲一曲の粒が立ってる!といちいち感動が畳み掛けてくるのだから、参ってしまう。もちろん、嬉しくて。
フルアルバムとしては2年半ぶり。これまで決して短くない歴史を重ねてきた4人組は、この2ndアルバムで、大きく飛躍を遂げることになるだろう。これまでも、海外のエモの影響下にあるという印象だけに留まらない楽曲の良さ――特にメロディの美しさを誇るバンドではあったが、今作は、キャッチーでありながら繊細なアレンジや、聴き手を巻き込むようなコーラスワークも含めて、ソングライティングのセンスを存分に感じることができるのだ。何故、ここで自らの才能を解き放てたのか? ROCKIN'ON JAPAN2009年12月号、初のロングインタビューで迫ります!(高橋美穂)
遂に自ら開けた歓喜への扉
LOCAL SOUND STYLE『HOPE』
2009年10月28日発売
2009年10月28日発売
ALBUM