本当の「終わり」の始まり

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT『THEE GREATEST HITS』
2009年12月16日発売
ALBUM
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT THEE GREATEST HITS
「FOREVER MICHELLE! -Final works of rockin' blues.-」というプロジェクト名が物語っている通り、唯一無二のマシンガン・ギタリスト=アベ急逝によってミッシェルは「過去」から「歴史」になってしまった。そして、同プロジェクトの一連のリリースの中でも「終わりの始まり」的な役割を担うのが、コロムビア/ユニバーサル両レーベルの楽曲から選曲された2枚組・全32曲のベスト盤となる今作。内容的には「コロムビア時代のベスト盤前2作のダイジェスト+ユニバーサル時代の5曲」だが、それでもデビュー作『世界の終わり』からラスト・シングル『エレクトリック・サーカス』まで全タイトル曲を収録(Trippin' Elephantから発売となった『VIBE ON!/あんたのどれいのままでいい』『Girl Friend』を除く)し、さらに“ジェニー”などライブ・アンセムを網羅し、それらすべてが高音質SHM-CD規格で聴けるのが嬉しい。そして、初回限定盤にはTV出演時の映像集DVDを同梱。『HEY!HEY!HEY!』での“バードメン”演奏後、CM前に一瞬だけ流れた“ハイ!チャイナ!”もフル収録!(高橋智樹)
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