アンクルのこの新作は、ざっくり言えばサイケであり、アフロである。近年のインディー・バンドが鳴らすテイストを、もろに踏まえた作風なのである。バンド系アクトと親和性が高いジェームス・ラヴェルのアンテナ感度はさすがだが、アンクルに限らず、インディー・バンドの持つ新鮮なエネルギーを取り込もうとするサンプリング系アクトは最近多い。そして本作もまた素晴らしい作品なのだ。「形式の新しさ」では立場が逆だが、優れた作品でさえあればいいとする姿勢は見事。(小池宏和)
彼らもサイケでアフロに
アンクル『ホエア・ディド・ザ・ナイト・フォール』
2010年05月05日発売
2010年05月05日発売
ALBUM
アンクルのこの新作は、ざっくり言えばサイケであり、アフロである。近年のインディー・バンドが鳴らすテイストを、もろに踏まえた作風なのである。バンド系アクトと親和性が高いジェームス・ラヴェルのアンテナ感度はさすがだが、アンクルに限らず、インディー・バンドの持つ新鮮なエネルギーを取り込もうとするサンプリング系アクトは最近多い。そして本作もまた素晴らしい作品なのだ。「形式の新しさ」では立場が逆だが、優れた作品でさえあればいいとする姿勢は見事。(小池宏和)