「圧倒的」以外に言いようなし

椎名林檎『私と放電』
2008年07月02日発売
椎名林檎 私と放電 - 私と放電私と放電
シングルのカップリング曲等のアルバム未収録曲を集めた2枚組22曲入りのデビュー10周年記念盤なのですが、聴けば聴くほどに、言っておかなければと思う感想、まずよろしいでしょうか。

質がたけえ。

芸がない感想で申し訳ないので、トータルテンボス藤田の名セリフ「処置がむげえ」にならってみたのですが、いかがでしょうか。と言われても困るでしょうが、カップリングでこのレベルってやっぱりすごいと言わざるをえない。「歌ってこういうもの」という既成概念に一切縛られていないがゆえの、奔放で美しいメロディ。同じく「ロックやポップスのアレンジってこういうもの」という前提を無視しているがゆえの、何でもありなサウンド・プロダクト。そして、そんなむちゃな音を難なく乗りこなし、型破りなメロディをやすやすと形にしてしまうボーカリゼイション。キャラとか思想の面でもすごいけど、それ以前に音楽家として圧倒的すぎ、この人。あと、今聴き直すと、清々しいくらい売れる売れないに頓着していない音だなあと思うし、それが売れたのってすごいことだし、すばらしいことだなあとも思う。(兵庫慎司)
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