燃え盛りはじめた青い炎

Nothing's Carved In Stone『REVOLT』

2013年06月26日発売

Nothing's Carved In Stone REVOLT
タイトルが『REVOLT』=反抗する、オープニングを飾るのは“Assassin”=刺客というところからも窺えるように、NICSのメジャー第二弾アルバムは、攻撃性に満ちた仕上がりとなった。彼ららしい洗練された音楽性の中に、感情がドクドクと脈打っている。日本語詞のミドルチューン“村雨の中で”でも、《しまい込んだルールブック信じない》、《僕らにとって自由とはなんだ》と、冷静に聴くとかなり青い言葉が並んでいるのだ。こういった面が露になってきたところには、やはり村松拓(Vo・G)の成長が大きく関わっているように思える。人気と実力を兼ね備えた3人の中に飛び込んだ若い才能だった彼も、今や誰が見てもNICSのフロントマンに相応しい存在感を湛えている。やはり、バンドの温度や表情を決定づけるのはフロントマンなのだ。今作を聴いていると、それがよくわかる。始動した時は、プレイヤビリティのぶつかり合いが魅力だったNICSも、すっかり世界観そのものが気になるバンドになった。終盤に収録されている“きらめきの花”の清々しさは、彼らの未来をも示唆しているように思える。(高橋美穂)

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